活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

2010-01-01から1年間の記事一覧

色んな意味で好き

つい先ほど読了しました1冊、こちらです。 夜の樹 (新潮文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,川本三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (70件) を見る カポーティの作品と初め…

自分の幼い頃はどうだった?

私の好きな作家の1人、ここでも以前にご紹介しましたイアン・マキューアン、 彼の児童書というのか、大人のための児童書ともいえるこちら。 夢みるピーターの七つの冒険作者: イアンマキューアン,Ian McEwan,真野泰出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 20…

子供達だけでなく

自分が小さい頃、漫画を読んでたらよく叱られたものでした。 そして、中学・高校生になっても読んでいたら、母に、 「漫画は小さい子が読むもの。いい加減卒業なさい。」 と注意された記憶があります。 学生になって、周囲の男の子が週刊誌や単行本を読み耽…

誰が”悪人”だったのだろう?

現在も上映中の映画『悪人』の原作を読了致しました。 正直申しますと、主演の妻夫木君、嫌いではない、むしろ好感を持ってまして、 それ故に、映画公開前からこの本は読んでみたかったわけです。 W主演の深津絵里さんがどんな演技力が買われて大きな賞をと…

ご無沙汰です^^;

すご〜〜〜く久し振りのUPでございます。 何故、こんなにも更新していなかったか… 理由は簡単、”読了できてなかった”のです。 言い訳のようで心苦しいのですけど、私の読書には激しい波がありまして、 ちょっと引き潮のように、読書欲が低迷しかけていたのに…

こんなものを買ってみた

先日、職場で漫画の話になりました。 同僚3人の内2人が、私と同じ40代で、 読んでいたコミック誌がほぼ同じ… 当然読んでいたタイトルも知っているものが沢山ありました。 ただ、私は他の2人より、漫画を読んでいた期間が短く、 大体高校1年あたりで読むのを…

本日、寄り道

本日、恒例となりつつある月曜日の書店への寄り道をしてきました。 乗り換えの駅のテナントビル内にある中規模書店。 文芸書に関しては期待しにくいのですが、 雑誌となるとかなり力が入っている感じの、例の書店です。 今回の寄り道の目的は、これ。 るるぶ…

出来上がりました。

お仕事、といっても私は画像を撮って送っただけで、 他に何も手掛けていませんが、一応…協力者として名前を出して頂いたので。 安い!新鮮!知っておきたい直売所1431作者: ジオカタログ出版社/メーカー: キョーハンブックス発売日: 2010/07/09メディア: 単行…

北欧神話の世界

海外文学を読んでいると、必ずと言って良いほど神話からの引用に出会います。 やはりその位、神話は生活と密着した存在なんだと感じます。 ただ、その神話の知識がないと、その作品に対する理解度が低下する、 あまり頻繁に引用されると、無知ゆえの苦痛が生…

時間が出来ると

先日、子供達の学校の家庭訪問があり、 そのため午後から半休を頂く事になりました。 帰宅途中、時々立ち寄る乗換駅付近の書店へ…。 ここでも何度か登場している”雑誌は充実してる書店”です。 もう一つ気に入っている点は、 意外と趣味に関する本が多いこと…

やっと読了しましたわぁ…

GW中、すっかり家のことに感けきってしまって、 読書の時間どころか自分の時間さえありませんでした。 毎日ぐったり…そんな調子でした。 仕事に戻って、毎日のリズムが元通りになると、 自然と読書の時間が生まれてくる…なんか普通は逆の様な気もするのです…

ご無沙汰してしまいました

こちらへの引越しが完了したら、 すんなりと日記の更新が出来ると高をくくっておりましたが、 何のことはない…仕事の方が多忙を極め、 しかも睡眠時間が削られてしまったので、読書も捗らず、 こちらで書くことの出来るネタが無く、結局1週間以上も空いてし…

本格的に再始動

昨日、以前よりお世話になっていたブログサイトが、 事務局側のとっても小さなお知らせ通りに閉鎖になりました。 閉鎖に向けて、少しずつこちらへとお引越し作業を進めてきました。 そして、本日より本格的に再始動!という運びとなりました。 何卒宜しくお…

読書感想文

小学生時代、毎年9月になると苦痛の連続でした。 まず、本格的に運動会の準備が始まる事。 高学年の頃にはサッカーの練習の成果が出て、 足の速さも平均以上にはなったのですが、 それまでは、運動会は憂鬱の一言…。 父親は熱血親父だったので、こういう晴れ…

昔取った杵柄

新しく立ち上げるDBの作業は、 まぁ一応、順調に進んでいます。 しかし、いつどんな注文を担当教官から突きつけられるか、 それが全く予想がつかないときてる… しかも、自分が注文していた事をすっかり忘れてしまし、 作業が滞ったり、無駄な時間を費やして…

住まいの雑誌

昨日は帰り道、乗り換え駅付近にある書店へ。 以前にも書きましたが、ここは割と雑誌が充実しています。 本当は料理の雑誌を物色するつもりでしたが、 ふと振り返ると、そこには住まいに関する雑誌がずらり。 我が家、未だに賃貸でして、 子どもが大きくなっ…

共感できます

来月、映画『ダーリンは外国人』が公開されます。 ご存知の方も多いと思いますが、 漫画家志望の主人公さおりさんと、 アメリカ人のご主人・トニーさんの仲睦まじい…というか、 異文化生活がテーマとなった漫画が原作です。 日頃、漫画は殆ど読みません。 一…

読了しました。

『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫刊)を、 や〜〜っと読了いたしました。 ということで、感想をば。 まず、文章体ですけれど、 翻訳者(村上春樹氏)の翻訳スタイルとは関係なしに、 ちょっと慣れるのに時間が掛かりました。 これがティム・オブライエン…

日本語の文章を考える

ベトナムの鬱蒼としたジャングルのイメージから一転、 現在は、日本語の文章ってどんなもんや?といった、 いたって身近な、しかし、余り良く知らない語学の分野、 まぁ、かなり好きな分野ではあるんですが、 その中に没頭しております。 現在開いているのは…

仕事そっちのけで

元々活字ならば何でも好きなのですが、 やはり仕事と趣味くらいは分けておく、 その位の気持ちはあるつもりです… がっ! 時々忘れて読みふけってる事もあるのも事実だなぁ…。 そんな瞬間が本日も訪れました。 『聖なる幻獣』(立川武蔵著、集英社新書) も〜…

表現する

今朝方、旦那と話していた事ですが… 日本の教育方針がゆとり教育から脱却すべく、 色んな所で改善(!)され、カリキュラムも組み直されます。 授業数も増える、教科書も分厚くなる、 授業内容も大幅に変わっていきます。 語学関連の仕事をしている旦那、 や…

落語を”読む”

私の好きな文庫に、ちくま文庫があります。 実に内容が多様で、面白い文庫シリーズでして、 出版社の方には申し訳ないんですが、 正直、売れ筋…とは言い難い、しかし、 好きな人には堪らない文庫と言っていいと思います。 恐らく、出す側も、そういった嗜好…

あともう少し

今ぼちぼちと読み進んでいる『日本の文章』、 間もなく読了というところまで参りました。 講談社学術文庫にしては若干薄め、 しかも、大変読みやすい…って文章が実に上手い! って私が言うのはまことにおこがましいんですけど、 ホントに読む人に分かり易い…

親譲り?

私の長男、今年小学6年生に進級いたしました。 すこ〜し変わっているというか、かなり面白いというか、 兎に角、とても個性的な子です。 普段はかなりの出不精で、家でぼ〜っとしている感じ。 身体を動かす事をあまり得意としておりません。 そんな姿を常日…

確保できないっ!

休日の読書の時間… 休みの日なんだから、いつでも… なんて上手く行かないのです。 休みの日は家事がたんまりと待ち構えています。 平日になかなかこなせないでいる家事、 休日にしか出来ない手の込んだ事、 これらをやっつけてしまおうと思うと、 自ずと読書…

無関心ではいられない

現在開いている『本当の戦争の話をしよう』のテーマ、 つまりベトナム戦争に関してですが、 自分が生まれるか生まれないかの時代の、 しかも自国外で起こった戦争の話、 自分が物ごころついた頃には、既にそれは終結しており、 誰かから、何かのメディアから…

誰の為のデータベースなの?

今の部署に配属になってもうすぐ1年になろうとしています。 新しい仕事をするにあたり、 今まで活用していなかったパソコンのソフトの事を勉強したり、 あまり足を運ぶ機会のなかった同建物内を徘徊したり、 今までと全く違った資料形態の知識を増やしていっ…

若干多忙

先日ここでも書きましたDBのことで、 現在バタバタしておりまして、 なかなかここでじっくりと本のお話が出来なくなっています。 大好きな話が出来ないのは残念だし、 ちょっとストレスも溜まり始めている感もあるので、 なるべく、この週末3連休には、じっ…

ポール・オースター

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、 ポール・オースター 彼の作品、いつも最初はゴロゴロと坂道転落モードなのですが、 全くゼロになった状態から、何に価値を見出すか… シチュエーションは異なっていても、 共通するテーマはそこにあるな、と読みな…

使いにくい図書館

今や図書館内の仕事は分業化の時代、 って、今に始まったことではなく、 雇用の問題や、予算云々の問題から、 細かく分業化され、そして各々に業者が入り、 一つの図書館に数社の業者が出入りする、 なんて事は、至極当たり前になってきました。 各業務ごと…