こんなものを買ってみた
先日、職場で漫画の話になりました。
同僚3人の内2人が、私と同じ40代で、
読んでいたコミック誌がほぼ同じ…
当然読んでいたタイトルも知っているものが沢山ありました。
ただ、私は他の2人より、漫画を読んでいた期間が短く、
大体高校1年あたりで読むのを止めてしまっています。
だから当然、読んだタイトル数が少ない…。
後に再度漫画を読む機会に恵まれたものの、
その時は、コミック誌を読んで広く浅く、ではなく、
気に入ったタイトルの単行本を全巻読破、というスタイルに変わっていました。
そのころ、どんなものを読んでいた?と尋ねられると、
一番最初に思いつくのが『ツルモク独身寮』(小学館刊)。
- 作者: 窪之内英策
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1988/09
- メディア: コミック
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書店でバイトしていた頃、バイト仲間に薦められたものです。
最初は興味半分で開いてみたんです。
元々、男性向けの漫画のタッチが苦手だし、
ストーリーにもあまり興味を持てないものが殆どでした。
しかし、この作品の作者、窪之内英策のスタイル、
丸ペンを使った繊細なタッチが、ある意味女性向けな柔らかさを生んでいたし、
ストーリーも割と純粋でコミカルなラブ・ストーリー…
抵抗する箇所が何もなく、すんなり入り込む事が出来ました。
単にその2点だけが気に入ったわけではありません。
登場人物一人ひとりがとにかく個性的。
四国から上京して家具メーカーに就職した主人公、
彼が入った、このお話の舞台となる独身寮の仲間達、
特に同室の先輩2人は、強烈なキャラの持ち主。
主人公とこの話の流れとなる恋物語を展開する総務の女の子、
そしてやっぱり忘れてはならないのが、
強烈にブサイクだけど、純粋な心をもった財閥の令嬢…
初めて読んだ当時は、彼等と同じ年代だった私…
今、またこのお話を読み返したら、どんな感想を抱くだろう?
そんな好奇心に駆られて、ついつい全巻買ってしまいました。
先日無事に到着して、ちょっと読んでみたのですが、
20年ぶりに読んでもやっぱり面白い。
このコミックを持ち寄って、鍋パーティーの延長で、
夜通し回し読みした時の事まで、ついつい思い出してしまいました。
そういえば、まだまだ懐かしいコミック、幾つかあるなぁ…
また読んでみたい、そんな気持ちが沸々と湧いています。