活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

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来月、映画ダーリンは外国人が公開されます。
ご存知の方も多いと思いますが、
漫画家志望の主人公さおりさんと、
アメリカ人のご主人・トニーさんの仲睦まじい…というか、
異文化生活がテーマとなった漫画が原作です。


日頃、漫画は殆ど読みません。
一時期、かなり読んでいましたが、
それも20代前半の事で、それから10年以上、
漫画を手にする事すらありませんでした。


ある日、職場のアルバイトの女の子が、
『○○さん宅も、漫画みたいな感じなんですか?』
といきなり尋ねてきました。
何がなんだかさっぱり分からず聞き返してみると、
どうやらこの『ダーリンは外国人』を読んだとのこと。
かなりのインパクトだったようで、
是非読んでみて感想を聞かせて欲しいと頼まれ、
私も興味を持ちましたので2冊購入しました。


率直な感想…


分かるわぁ〜〜〜っ!


物凄く頷けるシーンがてんこ盛り。
こんなことあるある、うんうん、そうよそうよ、と、
合槌やら突っ込みやら、兎に角楽しくて堪らないんです。


あ…言い忘れていましたが、
私の旦那は北米出身でして、
トニーさんほど日本語は上手ではありませんが、
日本在住15年以上…喋れはしないけど、
日本は分かる人です。


レベルは違えど、日本語を勉強する立場は同じ。
素朴な疑問を雨霰と降らせ、
私も随分とそれらに悩まされてきた1人です。
日頃そんなに意識して母国語を話していない情けなさから、
随分と必死、というか意地になって調べまくったりしたものです。


国際結婚に限りませんが、最初はファンタジー、
後に現実が待っておりました。
”異文化”、この3文字は、越えようと思っても越えられぬ壁…
しからば、これを受け入れる、この壁に寄り掛かってみよう、
そう思えるまでには、日々衝突の連続でした。


毎日が異文化交流、これはまさにストレス満載です。
しかし、パートナーが外国人ゆえに知る、
日本と言う国の素晴らしさや実態…
これらを教えて貰えたのは、本当にラッキーだったと思います。


私にとってこの『ダーリンは外国人』、
コミックも、これから公開される映画も、まさにノン・フィクションです。
共感するどころか、すっかり共鳴出来る作品です。
異なるアイデンティティがぶつかる様、
これは単なるお話じゃなく、私にとっては現実生活です。
”国際結婚です”というと、酷く羨望の目で見られます。
しかし、苦労も沢山あるのですぞ…と言いたい。
そして、その分、お互いを良く知っていますぞ…とも言いたいです。


映画は4月10日公開予定です。
もし宜しかったら是非^^
我が家の様子が少し分かるかもしれませんよ


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(2010年3月28日記載)