活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

誰の為のデータベースなの?


今の部署に配属になってもうすぐ1年になろうとしています。
新しい仕事をするにあたり、
今まで活用していなかったパソコンのソフトの事を勉強したり、
あまり足を運ぶ機会のなかった同建物内を徘徊したり、
今までと全く違った資料形態の知識を増やしていったり、
それはもう、毎日が混乱、と言っても過言ではない状態でした。


それでも、今の部署の仕事の内容や流れ、
自分がこなさねばならぬ作業等が、少しずつ分かるようになり、
今ではちょっとした担当を持つ事が出来るようになりました。


ここでも時々書きましたが、
色んな出版物内にある情報をかき集め、
それをデータベースに納めて、一般公開しようという試み。


あまり詳しい事を書く事はできませんが、
うちの資料をもっともっと広く知って欲しいわけです。
ですから、色んな人に使い易い、分かり易いデータベースにしたい…


なのに!


このデータベースの作成者が、
作成者本位のデータベースを作ろうとして躍起になっています。
自分が使うわけでもなく、単に自分の願望・理想を押し付けてくる。
理想は高く持っていただいてもかまいませんが、
それと利用者の願望の間に格差があるならば、
理想とは言わず、単なるエゴ、わがままな構想に過ぎません。
データベースは利用者に使ってもらってナンボ。
データベースは、利用者が評価し、
それを元に少しずつカスタマイズしていくものであって、
作成者が自己満足で作り上げるものではありません。
そう、データベースは利用者と共に作っていくものです。


だから公開=完成ではない。
公開の後が本当の構築作業と私は思っています。
何を思い違いしているのか、それが分からない高額税金トリがいます。
幾ら頭脳が発達していようとも、配線一つ間違えると、
こうも当たり前の事が分からなくなる、単なる石頭になるんだな…と、
最近つくづく感じています。
本当に… ひょっとこみたいな顔しおってからに。


と、本日は愚痴ってしまいました。すいません…


(2010年3月16日記載)