活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

読書

あともう少しで読了なのだ

姉との間の確執に悩みながらも、読み進んでいるポアロシリーズ。 現在開いているのは『邪悪の家』だが、 これも残すところ、後1/4となった。 今回の作品で感じるのは・・・ ”じれったい”の一言。 うら若きヒロイン・ニックの行動・言動がいちいちじれったい…

大阪を語り、大阪を読む

毎月定期的に読んでいる学術機関の雑誌がある。とある号の巻頭エッセイで、坪内祐三氏の文に出会った。大阪について、とても温かい目線で見つめ綴られた、本当に短いエッセイだったが、私はとても嬉しかった。大阪に住んで11年、私も大阪以外の場所から移り…

続けて3冊

最近余り文庫を買っていなかった。当然といえば当然だ、本を読み進まなければ、次の本への楽しみも意欲も湧かない。当然、新しい本を買うことも無い。逆に、新しく本を買わねば、読書への意欲も湧かない。ということで、今週、ネットを通じて3冊を購入した。…

最近読めてなかったのですが…

最近、暑いといっては本を持たず、 寒くなれば棒針・鈎針(編み物)ばかりを持っていたので、 なかなか読書が進まず、ここで書くのもお恥かしい状況でした。 でも、ほんと、ボチィボチッと読み進んで、 ようやく昨日1冊読了致しました♪ 【送料無料】青列車…

ちゃんと読んでますよ。

ほんとまっ……たく更新していませんでしたが、何とか読書は続けております。ペースはガタ落ちですけどね。でも、何かしら活字に触れていないと不安なものでして、通勤途中、文庫を開いて、でもすぐにウツラウツラしたりして。 今は、『坂の上の雲』(文春文庫…

色んな意味で好き

つい先ほど読了しました1冊、こちらです。 夜の樹 (新潮文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,川本三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (70件) を見る カポーティの作品と初め…

自分の幼い頃はどうだった?

私の好きな作家の1人、ここでも以前にご紹介しましたイアン・マキューアン、 彼の児童書というのか、大人のための児童書ともいえるこちら。 夢みるピーターの七つの冒険作者: イアンマキューアン,Ian McEwan,真野泰出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 20…

誰が”悪人”だったのだろう?

現在も上映中の映画『悪人』の原作を読了致しました。 正直申しますと、主演の妻夫木君、嫌いではない、むしろ好感を持ってまして、 それ故に、映画公開前からこの本は読んでみたかったわけです。 W主演の深津絵里さんがどんな演技力が買われて大きな賞をと…

ご無沙汰です^^;

すご〜〜〜く久し振りのUPでございます。 何故、こんなにも更新していなかったか… 理由は簡単、”読了できてなかった”のです。 言い訳のようで心苦しいのですけど、私の読書には激しい波がありまして、 ちょっと引き潮のように、読書欲が低迷しかけていたのに…

こんなものを買ってみた

先日、職場で漫画の話になりました。 同僚3人の内2人が、私と同じ40代で、 読んでいたコミック誌がほぼ同じ… 当然読んでいたタイトルも知っているものが沢山ありました。 ただ、私は他の2人より、漫画を読んでいた期間が短く、 大体高校1年あたりで読むのを…

北欧神話の世界

海外文学を読んでいると、必ずと言って良いほど神話からの引用に出会います。 やはりその位、神話は生活と密着した存在なんだと感じます。 ただ、その神話の知識がないと、その作品に対する理解度が低下する、 あまり頻繁に引用されると、無知ゆえの苦痛が生…

やっと読了しましたわぁ…

GW中、すっかり家のことに感けきってしまって、 読書の時間どころか自分の時間さえありませんでした。 毎日ぐったり…そんな調子でした。 仕事に戻って、毎日のリズムが元通りになると、 自然と読書の時間が生まれてくる…なんか普通は逆の様な気もするのです…

本格的に再始動

昨日、以前よりお世話になっていたブログサイトが、 事務局側のとっても小さなお知らせ通りに閉鎖になりました。 閉鎖に向けて、少しずつこちらへとお引越し作業を進めてきました。 そして、本日より本格的に再始動!という運びとなりました。 何卒宜しくお…

読了しました。

『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫刊)を、 や〜〜っと読了いたしました。 ということで、感想をば。 まず、文章体ですけれど、 翻訳者(村上春樹氏)の翻訳スタイルとは関係なしに、 ちょっと慣れるのに時間が掛かりました。 これがティム・オブライエン…

日本語の文章を考える

ベトナムの鬱蒼としたジャングルのイメージから一転、 現在は、日本語の文章ってどんなもんや?といった、 いたって身近な、しかし、余り良く知らない語学の分野、 まぁ、かなり好きな分野ではあるんですが、 その中に没頭しております。 現在開いているのは…

落語を”読む”

私の好きな文庫に、ちくま文庫があります。 実に内容が多様で、面白い文庫シリーズでして、 出版社の方には申し訳ないんですが、 正直、売れ筋…とは言い難い、しかし、 好きな人には堪らない文庫と言っていいと思います。 恐らく、出す側も、そういった嗜好…

あともう少し

今ぼちぼちと読み進んでいる『日本の文章』、 間もなく読了というところまで参りました。 講談社学術文庫にしては若干薄め、 しかも、大変読みやすい…って文章が実に上手い! って私が言うのはまことにおこがましいんですけど、 ホントに読む人に分かり易い…

無関心ではいられない

現在開いている『本当の戦争の話をしよう』のテーマ、 つまりベトナム戦争に関してですが、 自分が生まれるか生まれないかの時代の、 しかも自国外で起こった戦争の話、 自分が物ごころついた頃には、既にそれは終結しており、 誰かから、何かのメディアから…

ポール・オースター

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、 ポール・オースター 彼の作品、いつも最初はゴロゴロと坂道転落モードなのですが、 全くゼロになった状態から、何に価値を見出すか… シチュエーションは異なっていても、 共通するテーマはそこにあるな、と読みな…

一体どうなるだぁ〜?

『怒りの葡萄』、本当に佳境も佳境になってまいりました。 オクラホマを出発した時は13人だった家族が、 段々とバラバラになって現在は7人… しかも季節は冬へと移行して、 仕事もなくなりつつあります…。 夢を抱いてやってきたカリフォルニアの地で、 彼らは…

もうちょっとで

はい、やっとこさっとこ、『怒りの葡萄』を読了いたしました。 読了後、すぐさま感想を書いてやるぞ〜〜〜〜! と、自分自身かなり意気込んで、 クライマックスの部分を読んでみたんですが… 『はぇ?』 と、しばし呆然… かなり唸りながら、迎えた結末を必死…

新しい本を開いています

消化不良を起こしそうだった『怒りの葡萄』を読了後、 現在開いているのは、 『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫刊)、 ティム・オブライエン著、村上春樹訳という1冊。 アメリカが汚名だけを残したベトナム戦争とは、 一体どんな風であったのか… その現…

『怒りの葡萄』下巻

『怒りの葡萄』の下巻を、昨日から開いているのですが、 読み進めば進むほど、余りの理不尽さ、腹立たしさで、 なんか、手元が震えてしまっています…。 あの時代だから仕方ないのかもしれないけれど、 もう少しだけ、彼等に知識と言うものがあれば、 もっと…

別の視点から

読まなきゃならない本、読みたい本も沢山あるんですが、 本日、職場の人が貸してくださった本、 『大震災名言録/「忘れたころ」のための知恵』(光文社刊) これを週末にでも読もうかと思っています。 阪神大震災が起きて、壊滅的なダメージを受けた神戸。 …

テーマは良かった…けど

時々、書棚の整理をします。 溜まった埃をとって、配列を綺麗に整えています。 背のタイトルを見て、話の内容を思い出しつつ…。 感想は良かったり悪かったり。 私が感じたものだから、世間一般的な評価とは異なるものもあります。 さて…そんな1タイトルをば…

やっと到着

昨日注文していた本が、 やっと到着… 待っておりました、はいはいはい! 梱包はまずまず、綺麗になされていました。 早速あけてみましたところ… ぐわぁ〜ん… 『怒りの葡萄』の下巻、 背が擦れて、印刷が少し削れている… あの、私、結構、擦れとか皺とか手垢…

『怒りの葡萄』上巻、まもなく…

現在開いている『怒りの葡萄』上巻(新潮文庫)、 やっとこさっとこ読了…寸前です^^もう、文庫の状態が散々なので、 1ページ1ページ、開くのにドキドキしています。 輪染みも気になるし、 ページの角の折れも気になるし… あ〜、いっそのこと、新しいのを買…

アメリカの強欲さ

『怒りの葡萄』上巻、やっと読了しました。 お話の前半を読んでの感想… 確かに、開拓する事、自分で自分の道や土地を切り開いてゆく精神、 アメリカは、その野心に満ちた人々を受け入れた国でしたが、 それが一転すれば単なる欲深い罪人達の溜まり場… 各々が…

やっと注文

『怒りの葡萄』の下巻、やっと注文いたしました。 他にも神話関連のものを3点。 北欧神話、カレワラ、ケルト神話・・・ 初心者でもわかりやすいものを、と思って、 岩波少年少女文庫、なんてものも買ってみました。 一応、基礎となるものを作ってから、 次第…

古き良きアメリカ

今、読み進んでいる『怒りの葡萄』をはじめとして、 開拓時代や入植時代の、アメリカが必死に成長していたころ、 その頃を舞台とした作品というのは、 実にいい味があって、読んでいて心にジワ〜と来るものがあります。 決して裕福ではない、でもその代りと…