大阪を語り、大阪を読む
毎月定期的に読んでいる学術機関の雑誌がある。
とある号の巻頭エッセイで、坪内祐三氏の文に出会った。
大阪について、とても温かい目線で見つめ綴られた、
本当に短いエッセイだったが、私はとても嬉しかった。
大阪に住んで11年、私も大阪以外の場所から移り住み、
色んな大阪の、良い面も悪い面も見て、
それでもこの街が好きでいる。
この街を知らない人は、色々ととやかく言ってくるけれど、
こんなに賑やかで、こんなに温かく、こんなにクールでシビアな街はない。
笑いに対しては素人であってもストイック、
新しい物好きで見栄っ張り、情に厚く涙もろく…。
一寸聞いたら激情型のようだが、
それが周りの人々を笑顔にしたり、勇気付けたりするのだ…。
そんなことを感じ取ってくれたのだろうか、坪内氏は。
エッセイ内のプロフィールで、この2冊の著作を見つけた。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2004/09
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まだ読んでいないが、何に共感できて、何か新発見があるのか…
それが一寸怖いような楽しみなような、
そんな心境で自分の膝の上において見た。
想定は至っておとなしめだが…ドキドキしながら、ページを開く…。