活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

読了です

この週末で読了しました。

 

 

ストーカーと対峙するストーリーと、

会社の不正を暴いていくストーリーが並行して進んでいく。

前者は苦手だけれど、後者は俄然興味が湧いてくる。

各章、話が変わるごとに、おそらく私の表情はだいぶ変わっていたかと。

 

正しいと思ってやった事が裏目に出て、

しかも恨みを買ってしまうなんて、

昔ならドラマティックと思っていたものですが、

今の時代、ほんと、普通に起きてしまいそうです。

「逆ギレ」なんて言葉が普通に使われていますしね。

嫌がらせ、ストーカー行為ってゴールが見えない。

どんどんエスカレートするばかり、結局は犯罪の域にまで達してしまう。

 

警察がなかなか動いてくれない苛立ち、というのは私も分ります。

犯罪が発生しなければ、警察は基本動いてくれません。

『もしあの時に…』と悔しい思いをすることは、よくあることのように思います。

勿論、すべての警察官にあてはまるとは思いませんが、

私が遭遇した警察の方々は、特に、最後に接点をもった方は、ひどかったなぁ。

 

ストーカー自身で行為は止められない。

不正を行う人も自身で負の連鎖を止められない。

一線を越えてしまえば、あとは泥沼なんだな、と思いつつ読み進みました。

 

私も電車通勤途中で、変な男の人に悪態をつかれた事があります。

些細なことなんです。

自動改札で私がICカードを離すのが少し遅かっただけなんです。

本当に1秒もかかってなかったはずなのに、

後ろの男性が「早うせぇ!ボケ!」と怒鳴ってきました。

そしてその後数日間はじーっとにらまれ続けました。

主人に相談したところ、「ほっとけ。これ以上まずい事になったら大変だ」と。

毎日、同じ顔が揃う電車内でも、やはり相手の事は何も知りません。

隣にどんな素性の人が座っているのか、実の所、全く知りません。

そう思うと、いつも危険って隣り合わせなんだなぁと思います。

 

正しいことをして嫌がられに遭うなんて理不尽な話ですが、

こういう時代に生きる私たち、注意は必要なのかもしれませんね。