活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

長くかかりすぎ!

やっと、ほんまにやっと読了!

 

 

電車内の限られた時間で読むと、こんなにも時間がかかるかな?

って、休みの日にも開いて読めばいいことで。

ちょっとコミックに浮気してたので、

あと少しで読了、ってところで足踏みしちゃいました。

 

ドラマも終了し、日本国中の半沢フィーバーも少し治まってきました。

観る人みんなを惹きつけてやまない『半沢直樹』。

ドラマという演出があるからこその魅力もあるのでしょうが、

これを原作、文字で触れる、それだけでも十分なストーリー。

今回読了したシリーズ第2巻は、

地方から本店に戻った半沢と、

それとは対照的に出向になってしまった同期の近藤が、

偶然にも接点を持ち、お互いの信頼のなか、

銀行内の不正を暴いていくお話。

精神的に追い詰められていた近藤が、半沢に感化され奮起していくところなど、

読んでるこっちは”近藤応援団”みたいな気持ちになって、

ひたすらエールを送り続ける、そんな心境で読み続ける事に。

銀行内で勢力を持ち生きるエリートバンカーと、

銀行を客観的に見つめ、改革を起こそうとする若手バンカー達、

「旧」と「新」の壮絶な対決が、フィクションのようで、

実は現実に起こっているんだろうと思うと体が震えるほどです。

 

結末は分かっていても、やはりすんなりと行かない。

自分たちのちっちゃな野望でも、すんなりと事は進まない。

そんなじれったさを過激に感じられる、痛快現代版時代劇でした。

 

で、次は予告どおり、こちら。