活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

更に2冊

読書が再開すると、自然と新しい文庫が欲しくなる。

ここずっと日本作品を手にしていたので、

久しぶりに海外作品をば、と思って、

懐かしい(!)名前で調べてみた。

 

 

まずはポール・オースター

他界されたが、私の読書のお師匠さんに教えてもらった作家の作品。

『ゼロになる美学』とでも言おうか、

そこが好きだと、お師匠さんはいつも言っておられた。

 

そして、ポール・オースター作品の翻訳をされている柴田元幸氏で検索して見つけた1冊。

 

 

海外作家の作品は翻訳の技量にも掛かっている。

ってプロを相手にこんな事をいうのは大変失礼ではあるが、

昔、とんでもなく下手な翻訳のせいで、読了できなかった作品があった故の弁なので、

是非是非お許し願いたい。

柴田氏の翻訳は、難解なポール・オースターの作品を、

こんな私でさえも『読める』と感じさせてくれるほど、上質である。

 

ネットで注文して、間もなく到着の予定だが、

積読コーナーまっしぐらかもしれない・・・。