読書はしています^^
毎日暑いですね。
夏らしいといえばそうなんですけれど、
やはり一寸でも涼しいと嬉しいもんです。
涼を取りながら読書・・・この時期の贅沢、です。
現在そんな贅沢な空間は、電車内です。
って、いつも読書してるのは電車内やないか?
と言われればそれまでなんですが、
いつも以上に、贅沢な、至福の時、を過ごす感じなんです。
そんな一時のお供をしてくれているのが、この1冊。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
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結構、この著者の作品は好きです。
以前住んでいた長崎繋がり、ってのもあると思います。
何となく風景を思い浮かべる事が出来る分、
読み進む時の嬉しさが増している気がします。
著者と同じ年なんですね、私。
だからこの作品の時代背景なんかも、フムフム、と納得の連続。
唯一つ残念なのは、自分自身に東京での体験というものが無い事。
昔、自分が夢見ていた事を、
主人公・世之介が、自分に代わって経験してくれている・・・
なんて勝手に思ってみたりして・・・(苦笑)
自分の一番輝いていた(だろう)時代を思い起こしつつ、
この作品のページをめくっています。
あの頃、一緒に遊んだあの子、そしてあの子・・・みんな元気かな?
みんな”いい大人”になってるんだろうなぁ~・・・
あの頃は、これ以上の世界、素敵な時間は無いと思ってた。
何もかも、目の前にあるものが全てと思ってた・・・
でも、今となっては過ぎ去った時間の一部に過ぎません。
嬉しい事も、悲しい事も、辛く苦しい事も、今では全部思い出。
自分にとって、『夏』は、それら全てを思い起こさせる季節です。
何の偶然だか、それにぴったりの1冊・・・。 ゆっくりと読み進みたいです。
しっかり、あの時の思い出を、反芻するために。