何かなぁ…
読了しました、はい。
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タイトルに惹かれて買ってみましたが…
最初の章はタイトルにふさわしい内容だったような気がします。
大阪人の特性といいますか、
周囲にワンサカといる大阪人と比較して、
納得いく内容がありました。全部が全部じゃありませんが。
ただそれ以降の章は、大部分は「人間観察」で、
そこに多少大阪人との比較が盛り込まれているようで、
私も読み進めながら、なんやら不完全燃焼な気分に…。
特に何度と出てきた「都会」と「田舎」の比較。
作者が大阪市内の、しかも下町風情の強い地域の出身であることから、
「都会」を好む点を主張するのはいいのですが、
それイコール大阪人、みたいに説明づけようとするところが、どうも腑に落ちない。
どうやらタイトル負け、そんな感じ。
大阪人が大阪人が何たるかを再認識するにはいいかもしれません。
でもそもそも部外者の立場で大阪人を見つめ続けている人間からすると、
『なんてパンチのない、弱気なことを…』
そんな感想が湧いてくるばっかりでした。ちょっと残念。
私も大阪在住30年弱、色んな大阪人と遭遇し、
いろんなしきたり、習慣、感覚、様々な事を教えてもらいました。
全てを受け入れられたわけじゃありませんが、
30年も住んでいるんです、好きな街です。
擁護するにも批判するにも、『もっとビシッと言わんかい!』です。
もう1冊、同じ作者のエッセイを買いました。
これに期待するばかりです。