活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

読書の影響

今読んでいる文庫もそうだけれど、

 

 

池井戸作品を読んでいると、

どうも”監査”という言葉に対して、酷くネガティブな気持ちにさせられる。

重箱の隅をつつくような、ねちっこくて・・・

まぁ、お金に関わる事が多いから、それも仕方がないのかもしれない。

 

上の文庫は、銀行の融資をテーマにした短編集なので、

新しい話になると、新たな融資の話、監査の場面が登場する。

お話上、すんなりいくよりは、何かしら揉める方が面白いのは分かるけれど、

これが常であるという印象は、きっちり植え付けられるだろう。

 

知り合いが先日監査を受けた。

運悪く(!)、今年会計の係になった知り合いも戦々恐々。

結果を聞くと、「拍子抜けのようにあっさり終わった」とのこと。

日頃の努力が伺える場面をちゃんと調べ、

その努力を汲んでくれたらしい。

「こんな好印象の監査、初めてだ!」と知り合い。

私もです。

 

ドラマとか小説とか読んで、日頃監査の役目を担っている方々、

どう感じ、どう思っていらっしゃるのでしょう。

『そんなもんさ』って思ってるのかな?