活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

ぶらりとできる月曜日


月曜日はちょっと寄り道ができます。
そんな時間を利用して、雑貨屋や文房具屋をまわるのですが、
勿論、そのお店のリストに書店も含まれています。


帰宅途中、乗り換えの駅や最寄駅付近にある書店は、
残念ながら、それほど大きいものではありません。
だから「寄ろう!」と思うのも、
欲しい雑誌や目的無く文庫を漁る時のみです。
欲しい本を探しに行くときは、やはり大きな書店へ出向きます。


ということで、昨日は『どんな文庫が出てるかな…』位の気分で書店へ。


30分くらい店内をうろうろしました。
自分がお気に入りなのは新潮文庫岩波文庫
扱っているジャンルや装丁が好きなのが理由です。
生憎、昨日行った書店は岩波文庫の取扱冊数が少ない所なので、
潮文庫を中心に探してみました。


まず、手に取ったのは柳田國男の『日本の伝説』と『日本の昔話』。
伝説や神話、昔話は結構興味深いものです。
そこに描かれている人物像・神物像、文化風習、習慣などが面白い、
そしてそれらが今でも受け継がれ、語り継がれている点が、
やはり人びとの心や生活と密着しているからだこそ、と思うのです。


そして、映画化されたそうでして… 太宰治の『パンドラの匣
太宰氏の作品、実は未踏の世界です。
どうも重い印象があるので、手をつけていませんでした。
あらすじを拝見して、ちょっと興味を持ちましたので。


最後は、新潮文庫から少し離れた所にあった、
私のお気に入りの現代日本作家の1人・川上弘美の『真鶴』(文春文庫)。
彼女の作品、年に2-3冊は読んでいます。
独特のまったりした世界を作り続けている彼女。
のんびりしたい時にいつも手にしています。


と、昨日は計4冊購入しました。


いつ手に取って開く事が出来るかわかりませんが、
なるべく早いうちに…といきたいもんです。


(2009年12月1日記載)