活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

2010-04-10から1日間の記事一覧

じんわり来ました。

昨日、レベッカ・ブラウンの『私たちがやったこと』 読了しました・・・ 感想は、「心に染みる優しさや不安の凝縮」って感じです。 タイトルにもなっている『私たちがやったこと』は、 お互いをかけがえのない存在にする為に、 1人は目を潰し、もう1人は耳を…

家庭の医学

先日、レベッカ・ブラウンの『家庭の医学』を読了しました。 タイトルからのイメージは、やはり、 家庭に1冊はある簡単な医学書みたいですが、 中身は、作者自身の母がガンと闘う姿を綴ったもの。 色んな症状・治療に関する項目が各章のタイトルになり、 専門…

贖罪

以前からちょっと気になって読んでいる作家、イアン・マキューアン。 現在、新潮文庫から出ている『贖罪』(上)を読んでいます。 映画化もされた作品なんですが、 その映画の記事も、批評も、文庫の後ろのあらすじも、 全く見ない状態でこの本を開きました…

町家

直接的には本ネタではありませんが、 一寸前に職場の図書室で借りた本のお話を。 実は、私はとても町家に興味がありまして、 今のところ、賃貸に住んでいますが、 将来家を買うとするならば、町家みたいな、 ちょっと鄙びた感じの木造の家が欲しいなぁ・・・…

作者名の話

久しぶりに古巣の作業の話になりました。 以前は書籍のデータ(書誌)を作っていたわけですが、 その作者名(著者名)について質問がありました。 人の名前というのは固有名詞であって、 読み方がイレギュラーなケースがよくあります。 普通の音・訓読みから…

愛着あるもの

人それぞれ色んな物に愛着を感じながら、 ずっと使いこんで付き合っていくんだと思います。 私にもそういう、長い間付き合ってくれている物達が沢山います。 文房具類は、かなり好き嫌いがはっきりしているので、 一つ気に入ったものに出会うと、なかなか離…

懐かしい…

もう20年近く前のお話になりますが、 私は某書店でお仕事をしていました。アルバイトでですが。 その当時、その街では2番手といった感じの書店でした。 繁華街ではなく、駅前にあったテナントビルの1・2階を占め、 1階は文芸書・ビジネス書・雑誌を中心に、 …

講師お薦めの映画

私が司書のスクーリングを受けたのは、 実に15年前・・・ いやぁ〜、月日が流れるのは早いもんです。 あの当時は、未だ今ほどパソコンも普及しておらず、 それどころか、インターネットっという言葉が、 まだまだ耳慣れないカタカナ英語に過ぎない時代でした…

絵本も凄い

小さい頃手にしていた絵本。 自分が成長するにつれ、『子供っぽい』と思って手放し、 もう無縁と思って大人になりました。 勿論、自分が親となった際には、 子供に読み聞かせることもあるだろうと思いましたが、 それはやはり子供のため・・・。そう思ってい…

装丁

本が好き、という人の中には、 作家やジャンルは勿論のこと、 本の大きさ、重さ、手への治まり具合など、 色んなポイントを重視している方もいらっしゃるでしょう。 私の場合、装丁。 文庫本の装丁に、若干好き嫌いがあります。 私が大好きなのは新潮文庫。 …

図録

仕事柄、図録という資料をよく拝見します。 美術館や博物館の展示物に関する書物ですが、 みなさんの中でも、お手元に図録をもってらっしゃる方、 案外多いんじゃないかと思います。 決してお安いものではありません。 でも、中に掲載されている資料や、 そ…

『贖罪』下巻

休暇に入ると、色々とやる事を見つけてしまって、 結局、読書が出来ないままになっています。 この3連休も、実に勿体無い事をしてしまった感じです。 本日から、またまた普通の日々・・・ 電車に揺られて、普通どおり、読書に勤しんでいます。 やっとマキュ…

読書する時

何かをするにつけ、条件や環境など、 こうあってほしいな、こんな風だとやりやすいな、 なんて好みがあると思います。さて、本のお話をするブログなので、 私の場合は、読書をする時欲しいもの・・・。まず、適当な音(雑音)。 音楽が流れると、そっちに気…

今、読んでいる本

今、通勤途中に読んでいるのは、 レベッカ・ブラウンの『私たちがやったこと』 新潮文庫から出版されています。 翻訳は柴田元幸氏(好きな翻訳家です)。 性別は問いませんが、 ”私たち”とあるように、カップル2人が主人公。 彼らのちょっと不思議な不安定な…