猿ではなく
ず〜っと以前、知り合いの人と駅のホームに立っていた時、
『なぁ、おかしいと思わへん? みんな携帯弄ってんねん。
難しい顔して、機械とにらめっこしてる猿みたいやで。』
その時はアハハハ!と笑ったが、よくよく考えてみたら自分だってそう。
駅のホーム、電車の中、ついつい携帯(スマホ)を取り出して、
メールチェックしたり、ネットを使ったりする。
そうかぁ、あの人からすれば、私も気難しい顔した猿なのかぁ…
いざ自分が言われる立場になってみると、猿、は少々キツイ。
最近、また文庫本を手にするように心がけている。
なるべく読書の時間を増やそうと思って。
どう映るんだろう? 周囲には。
『二宮金次郎みたいやん』とか言ってもらえるかな?
いや、口の悪い人だから、
『あ、ソニーの猿や♪』くらいかな。
電車内を見回すと、スマホを弄る人の方が圧倒的に多い。
決して猿の群れには見えないけれど、ちょっと異様な風景。
でも、本を開いて読書に耽る人も中には居る。
何となく安心する… どうしてだろう?