活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

HTML


ずっと以前、そう、かれこれ10年近く前、
パソコンと言う高価な玩具が我が家に来て、
少しずつ使いこなせるようになって、
ネットサーフィンする、チャットで遊ぶなどなどしていました。
そこで知り合った人達と、ネットに関する情報、趣味の話、
地域情報などで大いに盛り上がり、
そしてお互いのHPを披露し合ったりするようになりました。


HPビルダーという便利なソフト、当時既にありましたが、
何を考えたのか、私は書店へ足を運び、
HTMLに関する書籍を1冊、買い込みました。


『オールカラー版HTMLポケットリファレンス』(技術評論社刊)


HTMLとは何であるか、そんなこと全く知らず、
兎に角この本を手にしました。
通勤の行き帰り、この本を開いては用語を学び、
タグの書き方を学んで行きました。


今から考えると、ほんとにまぁ、よくこんな事をやったもんです。


ネット上で無料のHPなんて幾らでも作れたんですよ。
でも敢えてしようと思わなかった・・・
まぁ、私らしいといえば私らしい行動だったとは思うんですけど。


勉強した成果を見せるため、自分のHPを立ち上げ、
一つ一つタグをメモに打ち込みながらの作業・・・。
ある程度目処がついて公開はしてみたものの・・・
どうせ素人が作るものですから、そりゃぁお粗末なものでした。
でも、1からコツコツやった点は友人達に褒めて頂けました。
そして、そのとき勉強した事が、少しながら頭に残っているため、
ふとした時に、役に立つときもあります。


さて、どうしてこんな話をしたかと申しますと、
先程、画像をクリックすると別ウィンドウを開いて、リンク先を表示する・・・
そんな作業をしたかったので、
久しぶりにこの、所謂私のHTMLの教科書を引っ張り出したのです。
大事な箇所にマーカーで沢山アンダーラインが引いてあって、
当時の勉強振りを覗う事が出来ました。
ページも手垢で汚れてるし…


ネット環境はあの当時に比べて相当な変化を遂げています。
パソコン自体も、かなり使い易くなってきています。
でも、HTML言語自体、変わっていません。恐らくこれからも。
便利なサイトを利用して、ネットライフを楽しむのは勿論OKですが、
ちょっと基本に戻ってみて、
『なぜこんな風になるんだろう?』と考えてみるのも楽しいと思います。
プロがやってることと同様の事をするのはかなり困難ですが、
勉強すれば、ある程度の技術や知識は増やす事は出来ます。
そんな本を1冊、手元に置いておくのもいいんじゃないでしょうか。


オールカラー HTMLポケットリファレンス (Pocket reference)
(これは2003年版。私が持っているのは2001年のものです)


(2010年2月4日記載)