難航してます(汗)
何かのヒントを得ようと思って開いたこの1冊。
- 作者: 小林秀雄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/08
- メディア: 文庫
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いやはや、ヒントを得る前に、読み解くことに一苦労しています。
テーマはいたって身近なものなのですが、時代背景の違いや、
あの当時の文章体とか、言葉の仮名遣いとか、色んな面で不慣れ、
しかも、このひたすら忘却路線まっしぐらの脳味噌で、
豊かな語彙満載のこの批評を読むことは、なかなか至難の業。
まぁ、いい勉強にはなっています。
小林秀雄氏がこの本を書いた昭和30年代、それから60年になろうとしています。
あの当時とは日本の姿は大きく変化して、世界に名だたる国となりました。
小林氏が取り上げたテーマの中には、その後際立った進化を遂げて、
今では”クール・ジャパン”とまで呼ばれるようになった物事も含まれています。
それらの原点、出発点であった時代の批評は、何かしら新鮮さを感じさせます。
勿論、辛口な文学批評などもあり、これは後の読書のヒントになりそうです。
息子達の夏休みも終わり、お弁当作りやら山盛りの洗濯物やらで、
忙しい日々が戻ってきて、それでなくても手強いこの文庫なのに、
しっかりと向き合う時間も限られてしまっています。
何とか読了したいもの・・・です。