活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

よく分からない心理

現在通勤中に読んでいる『レッド・ドラゴン

 

レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 

レクターシリーズゆえ、プロファイラーが登場し、

犯人の心理をずっと読み、事件解決と導いていく・・・。

まぁこれがこのシリーズの柱であり、醍醐味でもあります。

猟奇的な殺人が繰り返され、一つ一つの事件の関連性を見つけ、

その小さな糸口から、犯人を追い詰めていくわけですが、

そこに登場するのが、何故、犯人が犯罪を繰り返すのか、という疑問。

多種多様なケースがあり、様々な理由・原因があるでしょうが、

その多くが性的欲求へと繋がっているように感じます。

つまり欲望があって、そして本能に従って、人を殺める・・・

そこに罪悪感というものがあるのか? 恐らくないのでしょうね、きっと。

 

その心理が、よく分かりません。

 

人は生まれながらにして、いろんな趣味・嗜好があります。

各々受け入れられない嗜好に対し、嫌悪感を持ったりもします。

その生まれながらの嗜好が、社会の規律を守る規則にそぐわぬ場合、

犯罪として扱われる・・・ 良い見方をすれば、不運ですよね。

そうしなければ自分の欲求が満たされない、というのも実に悲しいことです。

といって、人を殺めたり、物を破損させたりして良いのか?と言えば、それは否です。

そういうルールがなければ、人間社会などあっという間に退廃してしまいます。

そういう嗜好があるないにかかわらず、人間は欲求には兎に角弱いものです。

 

となると、人間って多かれ少なかれ犯罪者としての要素を持っているのでしょうか?

性悪説なんてものもありますが、後天的な努力の影に、

本性が隠れているもんなんでしょうか?

 

世の中に様々な犯罪が起きて、その記事を読むにつけ、

なぜこうならなくてはならなかったんだろう?と感じます。

已むを得ない理由であっても、何故已むを得ないことになったのか?

犯罪を犯す、その一線を越える瞬間、どんな心理が働くのか、

理解できないゆえに、とても知りたいような気がします。

 

で、何故か我が家の書棚にはこの1冊・・・

 

犯罪心理学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)

犯罪心理学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)

 

いつ買ったんだっけ?(苦笑)