活字好きの本のお話

図書館や大好きな本の話、読んだ本の感想など、駄文で綴ってまいります。

読了しました

昨日、夜中ひっそり電気をつけて読了いたしましたよ、『邪悪の家』。

 

邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

感想? う~ん…

クリスティらしくない気がしました。

 

確かに、色んな所に伏線は敷かれているものの、

な~んかどこかに偶然性が感じられて、最後、唸ってしまいました。

ポアロ自身も偶然は必要ない、みたいなことを語っているのに、

なぜそう感じさせた内容だったのだろう?

 

今回の主人公となる女性ニックが、最初のころに言う言葉、

自分にとってはとても嫌な感覚、ある意味耳障りに思えた一言が、

まさか鍵になるとは思いませんでした。それは意外性、えぇ、そうでしょう。

ただね、結末から考えると、なんかその一言が、

な~んとなくワザとらしい気がしてならない。

ここかな…ここがずっと気に食わないところなのかもしれません。

 

ミステリーですから、これ以上は言えませんけど、

読んでみたらきっと分かります。その一言だけ、とても不自然なので。

 

満足、と言い難い今回の1冊。

さて次は私の中で起死回生の1冊になるのか!?

こちらです。

 

レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 

ん? なんか違いすぎ?