文庫目録

読み物を読むのは勿論楽しいです。
お話、情報などなど、興味の対象ですから。

それに加えて、各社が出している出版目録。
これもかなり見ていて楽しいものです。

その中でも私が好きなのは、文庫目録です。
各社が毎年出す文庫解説目録、
各社がイベントをするときに出す目録等、色々あります。

中を開くと、著者名順だったり、通巻番号順だったりと各種様々。
タイトルと数行の解説があり、これを見ながら品定めも出来ます。
時に、その文庫の解説者の名前も記載されており、
意外な著名人が解説を担当している事を知る事も出来ます。
そしてその解説目録の短い解説を書いているのも、
結構名うての方々だったりするわけです。
つまり、この文庫解説目録自体、一読の価値があります。

勿論、本来の目的である、文庫の情報収集にも役立ちます。
毎年入手することで、各社の在庫状況も確認できます。
パソコンが無い時代の情報収集の一手段だったわけですが、
これを空いた時間にじっくり読むのも実に実りあるひと時と思います。

恐らく今でもタダだと思うのですが・・・。
興味ある方は、書店の文庫コーナーで訪ねてみましょう。
大概、レジの後ろあたりに並んでいるかと思います。

（2010年1月31日記載）